冬はなぜ肌が痒くなるのか?

ホエール

2012年12月11日 12:14

冬に肌が痒くなる。誰しも経験することです。この原因は、間違ったお風呂の入り方や洗顔方法です。

冬になると手が冷たく体も冷えていますから、熱いお風呂や熱いお湯で体や顔を洗いがちです。この熱いお湯により、肌の表面に薄く張っている「皮脂膜」を洗い流してしまうことになるのです。

皮脂膜は、肌のバリアとも天然の高級クリームとも呼ばれています。紫外線、ホコリ、ばい菌、ウィルスなど、肌に悪いものが直接触れないように見えない薄い膜で守ってくれているのです。

この皮脂膜が肌から剥がれおちると、肌は丸裸の状態です。当然、皮膚の水分はドンドン蒸発します。結果、肌のうるおいはなくなりカサカサの肌になってしまうのです。

カサカサのバリアのない丸裸の肌にホコリや衣類などが触れることにより痒みとなっていくのです。

では、対策はどうすれば良いのでしょうか。

まず、熱いお湯のお風呂に入らないこと。熱いお湯で顔を洗わないことです。顔を洗う温度は32度。冬に32度は思っているより冷たい温度です。

それから風呂から上がったら、できるだけすぐにクリームを使いましょう。体から水分が蒸発を防ぎ、うるおいを失わないようにするのです。

特にアトピー肌の人は特に熱いお湯で洗って、肌の守り神である皮脂膜を落としすぎないようにしましょう。