皮膚の構造

ホエール

2012年11月20日 10:38

人間は皮膚で全身を覆われている生き物です。ご存知のように、皮膚は外の世界にむき出しになっており、外気にさらされています。

この皮膚は一見シンプルなように見えますが、意外と入り組んだ構造になっているのをご存知でしょうか。

皮膚は大きく分けると、「表皮」「真皮」「皮下脂肪組織」の3つに分けることができます。

皮膚の表面である表皮は、さらに「角質層(角層)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の4つに分けられます。

ちなみに各層は、以下のようになっています。

角質層・・・約10層
顆粒層・・・2、3層
有棘層・・・5から10層
基底層・・・1層

では、お肌の生まれ変わりはどのようにはじまるのでしょうか。

お肌の生まれ変わりである新陳代謝(ターンオーバー)は、表皮の底にある基底層が細胞分裂することからはじまります。

まず、基底層が、有糸分裂し、上に移動して行きます。つまり基底層が細胞分裂し、有棘層→顆粒層→角質層へと変化していくのです。

最終地点の角質層は、10層ほどあり、角質層の最外層が「あか」です。


さて、ニキビの原因になる皮脂腺ですが、どこにあるのかご存知でしょうか。

皮脂を分泌する皮脂腺があるのは、表皮のすぐ下にある、真皮の部分です。また、真皮には毛根や汗を出すためのエクリン汗腺、そして毛細血管も張り巡らされています。

ちなみに、ニキビの目の敵にされがちの皮脂ですが、皮脂は、非常に大切な存在です。肌は外気にさらされ、紫外線などを直接受ける部分です。この肌のバリア機能として、皮脂は肌の表面に皮脂膜という薄い膜をはっているのです。

適切な洗顔なら問題ないのですが、過度な洗顔をすることにより、皮脂を肌から落としすぎてはいけません。特に冬は肌が乾燥しがちですから、熱いお湯で洗顔をしないようにして、石鹸を選ぶことが大切です。

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